こんな疑問を解決!

  • 株式投資でメンタルがやられた時の対処法は?
  • メンタルを鍛える方法は?

株式投資をしていれば、株価が思った方向に動かず含み損をかかえ、精神的につらくなる経験を誰もがすると思います。

中には、損失のことで頭が一杯になり、他の事が手に付かなくなるような人もいるでしょう。

投資で勝つには、手法や資金管理に加え、「メンタルを鍛える」ことも重要だと言えます。

そこで今回の記事では、株式投資でメンタルが不安定になる原因と、メンタルを鍛え安定化させる対処法について解説をしていきます。

この記事を読み、強靭なメンタルを手に入れていきましょう。

チーフ運用マネージャー(兼 解説者)
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鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
  • 株式会社三井住友銀行に就職(2012年)、新宿西口法人営業部を経て、本店・市場営業部門に異動。為替ディーラー業務を担当し、香港支店に2年半勤務
  • 株式会社フィンテラス代表取締役(2018年~)

 

投資でメンタルが不安定になる理由2つ

投資でメンタルが不安定になると、少しの株価の変動で損失が怖くなりすぐに売ってしまったり、損切りをするべきなのに僅かな希望にすがり更に損を拡大させてしまったり、なんてこともあります。

そもそもどうして投資でメンタルが不安定になるのでしょうか?

解決策を学ぶ上で、まずはその理由を理解することが大切です。

メンタルが不安定になる理由は以下の2つです。

メンタルが不安定化する理由

  • プロスペクト理論で損の苦痛が大きい
  • 投資金額が力量に見合っていない

理由1:プロスペクト理論で損の苦痛が大きい

心理学的にも人間は投資でメンタルが不安定化しやすいと言われています。

代表的なのが「プロスペクト理論」です。

プロスペクト理論では、人間は利益で得られる喜びよりも損失で味わう苦痛の方がはるかに大きいとされています。

プロスペクト理論により、従来の投資効用理論では説明のつかない投資家の判断行動が現実に即した形で解明された。例えば、投資家は収益よりも損失の方に敏感に反応し、収益が出ている場合は損失回避的な利益確定に走りやすい。一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされる。

引用:野村証券

例えば、株で5千円の利益を上げた時よりも、5千円の損失を被った時の方が心理的な負担はかなり大きいのです。

このプロスペクト理論により、含み益が出たら利益を取り逃がさないようすぐに利益確定してしまうけど、含み損を抱えた時はなかなか損切り出来ない状態となります。

また、損失の苦痛の恐怖から、メンタルが不安定化しやすいのです。

理由2:投資金額が力量に見合っていない

2つ目の理由は、運用資金が自分の力量に見合っていない場合です。

力量とは、投資の経験やスキル、そして資金力などを総合的に見たものと言えます。

例えば、株式投資を初めてする人は、評価損益(含み損や含み益)が千円くらいで心臓の鼓動が早くなり、メンタルが不安定化するかもしれません。

これは明らかに自分の力量以上の金額を投資している証拠であり、例えば、投資額を減らして評価損益が百円くらいであれば、さほど平常のメンタルを保つことができるでしょう。

そして、株式投資で利益が徐々に増え、経験やスキルが身に付いてきた段階で投資額を大きくしていければメンタルへの影響を最小限に抑えることができます。

メンタルを安定化させる2つの対処法

メンタルが不安定化する原因を知った上で、メンタル管理やメンタルを鍛える方法を学びましょう。

メンタルを安定化させる上で有効な対処法は以下の2つです。

メンタルを安定化させる対処法

  • 対処法1:明確な売買ルールを持つ
  • 対処法2:資金を徐々に増やしていく

対処法1:明確な売買ルールを持つ

健全なメンタルは、「明確な売買ルール」の上に成り立ちます。

株式投資では、勘だけで銘柄を買ったり売ったりを繰り返せば、資金は増えるどころかどんどん減ってしまうでしょう。

また、たまたま運だけで勝てたとしても、手法の再現性が無ければ長期に渡って資産を増やしていくことは出来ません。

そして、売買ルールが無い人は、稼げないだけでなく負けが続いた時にメンタルが不安定化しやすいデメリットがあります。

まずは自分が「どのような方法で株を買うのか」、売買ルールを明確化しましょう。

そして、根拠のない売買は避けるようにしてください。

対処法2:資金を徐々に増やしていく

2つ目の方法は投資金額を徐々に増やしていくことです。

前述した通り、人は許容範囲外の資金を扱った時に、より大きな不安や恐怖を感じます。

逆に、「全て失っても別にいいや」くらいの金額であれば、不安や恐怖はあまり感じないでしょう。

もちろん、失っていいお金なんてあるはずありませんが、最初から一獲千金を狙って大きな資金で株を始めるよりも、まずは稼ぐより慣れるを重視して経験を積んでいった方が効率的です。

そして、実践的な経験が増えて安定して稼げるようになってから、徐々に資金を増やしていくようにしましょう。

まとめ

株式投資で稼ぐためには、手法と資金管理の他に、健全なメンタルを保つことが必要不可欠です。

メンタルが不安定な状態で売買すれば、ルールを破ったり、恐怖だけで本来するべき選択肢が取れなくなったりしてしまう恐れがあります。

メンタルが安定させるには、今回説明した以下2つの対処法を是非試してみましょう。

メンタルを安定化させる対処法

  • 対処法1:明確な売買ルールを持つ
  • 対処法2:資金を徐々に増やしていく

 

株式投資を更に学びたい方は、以下の記事シリーズをご覧ください。

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STEP1:株とは?仕組みと始め方を初心者向けに元銀行員が解説

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株式投資で必須となる決算書の読み方や株価指標の分析方法について解説します。企業価値と比べて、値上がりが期待できる割安株や成長株を探していきましょう。

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STEP7 資金管理
株式投資で押さえておくべき資金管理の3つのポイントについて解説します。また、含み損を抱えた時に損切りをするべきかどうかについても説明します。

STEP7:株式投資の資金管理で大切な3つの事と損切りをした方がいい場合

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STEP8 メンタル管理(今回の記事)
株式投資でメンタルが不安定になった時の対処法を学びましょう。メンタルは投資手法や資金管理と同じくらい大事な要素です。

STEP8:株式投資でメンタルが不安定になる2つの原因と対処法を解説

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